[ 掲載日付:2020.02.20 ]
AIを搭載した内視鏡画像診断支援ソフトウェア「EndoBRAIN®」を導入しました。
当院では、内視鏡画像診断支援ソフトウェア「EndoBRAIN®」を導入し、人工知能(AI)を用いた大腸ポリープの内視鏡診断を開始しました。
大腸がんは、国内がん死亡数第2位・罹患数第1位と、近年増加傾向にありますが、大腸内視鏡を用いて早期がんや前がん病変である「腫瘍性ポリープ」を切除することで、大腸がんの死亡率減少に寄与することが海外の研究で報告されています。ポリープには、腫瘍性ポリープの他に、切除する必要のない「非腫瘍性ポリープ」も存在するため、医師は検査中に両者を的確に判別する必要があります。
今回、導入した内視鏡システムは、最大520倍に拡大された細胞核レベルの画像を人工知能(AI)がリアルタイムに解析することで、腫瘍・非腫瘍の判別における医師の診断を補助、診断精度の向上および判断時間の短縮による患者さんの負担軽減が期待されます。
※画像加工イメージ